【超初心者向け】DTM・DAWって何!?必要なスキルなど

これからDTM始めたいと思っている方

現代の音楽制作ってどうやってるの?

と思ってる方に向けた“超初心者向けの記事”です。

 

DTMとは

DeskTop Music(デスクトップミュージック)、略してDTM
ざっくり言うと:作曲やレコーディングをパソコン・電子機器等でやること。

通常、レコーディングと言えばイメージするのは

レコーディングスタジオの卓・ミキサー
スタジオのこーんな大きな卓で

レコーディングスタジオの風景
エンジニアとあれこれしながらと。レコーディングする際にはこんな大きい環境じゃないとレコーディングができませんでした。

現在では
DTM・宅録・自宅環境
「机の上のノートPCだけで音楽制作OK〜」みたいな。※厳密にいうと他にも必要なものがありますが…。これが「デスクトップミュージック=DTM」です。

作曲のみならず、「レコーディング」と言われている一連の作業「レコーディング・ミックス・マスタリング」が自宅のデスクで完結できる時代。
私の所感ですが、2010年前後頃から一般層にも安価で“パソコンで音楽を作る=DTM”が普及してきたように思えます。

DAWとは

Digital Audio Workstation(デジタルオーディオワークステーション)略してDAW
「ディーエーダブリュー」「ダウ」、どちらでも通用します。
ざっくり言うと:DTMで用いるパソコンの音楽制作ソフトのこと。

現在の音楽制作でこれを使わない人はほぼいないと思います。世界中の家・スタジオで、パソコンに入れたDAWを使ってレコーディング作業が行われています。

ここまで普及してる理由は簡単で、圧倒的に便利だから。
昔はアナログテープを使って編集作業も大変だったみたいですが、今ではパソコンのマウスのクリックで「ペペペッ」とできてしまします。

 

主に使われているDAW
ProTools スタジオ使用率No.1
Cubase 国内シェアNo.1
Logic Pro 高品質高機能、且つ、超絶コスパDAW
Studio One Cubaseと肩を並べるくらいシェアがある高品質DAW。クリアな音。
Ableton Live EDM(ダンスミュージック)系に人気
などなど。

とまぁ色々ありますが、基本的にはどのDAWでも“録音・打ち込み・編集”ができるので、傍から見たら大差無いです。各々それぞれ特化してる部分が違うので、使う人によってどれがいいとか変わってきます。この辺は好みです。

各DAW、違いってどれくらいかと言うと、車で例えるなら

  • 家族で使うなら「ミニバン・コンパクトカー」
  • 走りを重視した「スポーツカー」
  • 物を運ぶことに特化した「トラック・ダンプカー」

でも、根本(=車を運転して移動する)は変わらない。みたいなところでしょうか。

アナログ(テープ)からデジタル(PC)への移行、DAWが普及し世界中のレコーディングが大きく変わったのが2000年代頃。その頃から雑誌でも「この作品はProToolsで録ったんだよ〜」なんて記事をよく見かけるようになりました。
昔は高嶺の花だったなー…。

DTM初心者はどれを買えばいいの?オススメDAW

ジャンル・やりたい事でオススメのDAWは変わりますが、“超”絞ってご紹介すると

■Cubase
利用人口が多い。私の周りのミュージシャンは圧倒的にCubase使用者が多い。
アシスタント機能が使いやすいみたいです。ボーカロイドやる方でしたらコレ。
Windows・Macどちらでも使用可。

Logic Pro
Apple純正。Macでしか使えません。
値段に見合わないハイスペック。価格破壊もいいところ。しかもこれでプロユース。(2021年3月現在:24,000円)
Mac使っててDAWを最初に導入するならこれ一択だと私は思います。

どちらも機能盛りだくさんで非の打ち所がないので、導入して損したということはまず無いでしょう。

DTMに必要なスキル

※あくまで自分の曲で作業する場合です。

作曲・編曲能力 歌ものだったら「作詞」も
楽器の演奏能力 演奏者でなくても、ディレクションで使う場面が出てくるので少しくらいはできた方がいい。鍵盤・ギターなど。
DAWの操作方法 使えなければ意味がない
レコーディングの知識 マイクの当て方とか
ミキシングの知識 各パートの音量や効果を調節
マスタリングの知識 曲と曲の音量音質などのバランス調整
曲の開始と終了のタイミングなど
納品できるレベルまで仕上げる
7 発信方法 CDなのかネットなのか楽曲買取なのか様々
聴いてもらわなきゃ自己満で終了

 

つまり、覚える事がめちゃめちゃある!
クリエイティビティと職人技ができなければちゃんとしたものが作れないって事です。

4〜6に至っては、元々は「鍛え抜かれた聴覚」「対応力」「判断力」「その他諸々の専門知識」が備わってるスタジオの職人(=エンジニア)が行う作業。
その為、宅録(自宅録音・DTM)が一般的になってきたと言っても、大半の人がDAWを100%使いこなせていないと思います。

覚える事が山のようにあり、大変だなーといつも思います。覚えたら覚えたで超楽しいんですけどね。
※しかもここ最近はAIでミキシング・マスタリングもできるようになってきました。職人技をAIがやるなんて、凄い時代ですね。

私がDAWを導入したきっかけ

バンド時代、レコーディングで自分のデータをリアンプしたい!と思い、ProTools(廉価版のLE)を導入したのが最初でした。

■リアンプ
事前に録っておいたギター等の生音のデータを、あとでアンプに繋いで録る手法。

■リアンプのメリット
・レコーディング時間の短縮=スタジオ利用の費用を削減できる。
音作りに専念できる(スタジオで、ギターアンプのつまみいじって事前に録ったデータを再生するだけでレコーディング完了)

当時は自分のアンプヘッドを持っていたので、自分の音で鳴らしたかったんですよね。
ただ、レコーディングでリアンプする当日に自分のアンプのヒューズが飛んで音が出なくなり、スタジオのアンプを借りてリアンプしたのは苦い思い出。
そこから、実際の作曲・デモ制作をProToolsで行うようになり、音楽制作をやる上で欠かせない存在となったわけです。

 

 

パソコン一台あれば音楽制作が完結できる時代。実際にノートPCで作った曲が紅白出場みたいなことになっています。無限の可能性がありますね。

こんな感じで、DAWを使いDTMという行為で、現在も世界のあちこちで作曲やレコーディングが行われています。

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