私は基本、楽器の練習が嫌いです。
練習って20代前半くらいでやらなくなったかなーと思います。
バンド現役時代も作曲とかバンドの運営の方が忙しくて、楽器弾くのもリハーサル・ライブ当日・作曲・レコーディングだけ。自宅で「楽器の練習」は殆どしなかったんです。
家でギターとかベース弾くって、そもそも準備が面倒なんですよね。
楽器用意して、シールド(ケーブル)繋いで、アンプつけて、んで「さて……やるか。」と。
なんか身構えちゃいます。
そんな私でしたが、久々に音楽やろうってなって、ふと「ギター・ベースをアンプにつないで鳴らしたいなー」と思いアンプ購入を決意。
色々と比較して購入したわけですが、こんな面倒臭がりな私にとって最も手軽なアンプで非常に感動したのでご紹介します。
NUX / Mighty AIR
これ一言でいうと、ワイヤレスで片手で持ち運びできる小型モデリングアンプ
NUXという中国のメーカーの小型アンプ。
練習嫌いな私ですが、特に嫌なのが「最初の一歩=セッティング」。億劫ですよねー。
準備めんどくさくて楽器を練習しないってのも理由にあります。
しかしこのアンプは「取り回しが便利」で「カジュアルに楽器が弾ける」ってのが大きなメリット。
スペック ※公式サイトより抜粋
USB | Type-C 5V/2A |
Charging Time | 3 Hours |
Playing Time | Up to 18 Hours |
Input Impedance | 1MΩ |
AUX In Impedance | 22kΩ |
Power | 10W |
Speakers | 2" / 4Ω / 10W x 2 |
Frequency Response | 20Hz - 22kHz |
Bluetooth | Version 4.2 |
Bluetooth Distance | 10m |
Dimension | 186(L) x 91(W) x 98(H) mm |
Weight | 780g |
付属品 | 充電用USBケーブル |
ワイヤレス
ワイヤレスで接続するトランスミッターが付属しており、ワイヤレスでアンプに繋げます。これによってシールドの煩わしさから解放。
家でシールド繋ぐのって、なんか嫌じゃないですか?
シールドって何気に重いしゴワゴワしてるし絡まるし邪魔だし外で使ってるのそのまま使うと汚ぇし。
そんな煩わしさから解放されます。
10mくらい離れても鳴ります。家で弾く分にはそれ以上離れることはまず無いので十分です。
当然「しっかりワイヤレスシステムしてる」ので、遅延なんてほぼありません。
バッテリー駆動で持ち運びできる。しかも片手で。
USB-Cで充電・バッテリー駆動。作業部屋でもリビングでもどこでも弾けます。
普通、アンプって重いから大体定位置じゃないですか。アンプのある場所に行かないと音出せない。
でもこれ、マジで片手で持ち運べるので
こんな風にも
こんな風にも
どこでも持って行けます。
ワイヤレス&片手で持ち運びできるとか…ストレスフリーの極みです。完璧です。
音:練習用としては申し分ない
- 9種類のギターアンプモデル:使える
- 3種類のベースアンプモデル:使える
- 2種類のアコースティックシミュレーター:使えない
アコースティックシミュは何で入れたかわからないレベルで低クオリティですが、それ以外は十分な音です。
これでレコーディングするわけでもないですから。
※ただ、phone outからラインでDAWに入れたら結構いい音でした。IRも搭載されているので、使い方によっては戦力になるのではないでしょうか。
各パラメーターはアプリで操作
アプリ「Mighty Amp」で音色を細かく設定できます。
※IOS・Android対応
因みに、最後にセッティングした各チャンネルのデータは(クリーン・オーバードライブ・ディストーション・アコースティックシミュレーター毎に)アンプに記憶されます。
アンプのCHANNELボタンを押す毎に最後に記憶された音に切り替わるので、チャンネル切り替えの時も私みたいな「アプリを立ち上げるのも面倒」って人にも重宝します。
リズムトラック内蔵
11種類のリズムトラック内蔵で、練習のテンションUP!
と言いたいところですが、いかにも「THE 打ち込みサウンド」のドラムなので、人によってはテンション上がらないかも。私はメトロノームしか使いません。※メトロノーム内蔵ってだけで十分魅力。タップでテンポも変えられます。
Bluetoothで音楽再生
私は普段家で音楽聴く時は【BOSE/SoundLink Mini II】を使ってます。
それに比べると低域が結構物足りないくらいで、まぁメインじゃなくても問題なく聴けます。よく言えば低音が部屋中に響かないので苦情の来ない音です。
あとこれ、Bluetoothで音楽流しながら楽器が演奏できるんですよね。
どこぞかの音源やYouTubeとかに上がってるバッキングトラックに合わせて演奏なんてのも可能です。
価格:安い
税込みで2万円くらい。店舗によりますが、大体これくらい。
こんな値段で、何種類もアンプモデル入ってて、ベースも弾けて、ワイヤレスで、リズムも音楽も再生できて、ほんと「いい世の中」だなと感じます。
競合品~購入前に迷った製品~
新しいアンプ欲しいなぁって思って色々調べてましたが、自宅練習用のモデリングアンプで比較対象となるのが下記の機種でした。
YAMAHA:THR-IIシリーズ
文句なしで音良い。ワイヤレス対応・バッテリー駆動(機種による)。MightyAirと比べて持ち運び面倒そう。あと高い。5万円オーバーでトランスミッター別売り。
PositiveGrid:Spark
こちらも音よさそう。値段は3万くらい。ワイヤレス非対応⇒シールド煩わしい。
※尚、DAWでギターやベースのレコーディングする際は、このPositiveGrid社のBIAS AMPがメインです。音超イイ。
どちらも大好きなメーカーでしたが、今回の購入はNUXに軍配が上がったわけです。
あくまでYouTubeで調べつくした比較となりますが、NUXよりも上記2機種の方が音はいいです。
どれも素晴らしいのですが、私はコスパも取り回しも最強な方を選んだって事でした。
最も「気軽に練習できる」アンプ
総じて日本の住宅事情に完璧にマッチしており、非常に優秀なアンプです。
片手持ち運びOK・ワイヤレス・リズム内臓・ほんでもって音良し!
いい買い物でした。