【DTMレビュー】BIAS AMP2 Elite

BIAS AMPとは

BIAS AMP(バイアスアンプ)はDAWで使うギター・ベースアンプシミュレーター。既存のアンプを再現するどころか、アンプの内部までカスタムできる⇒自分だけのアンプが作れる夢のようなプラグインです。

 

何と言っても「安い」

他にも有名なアンプシミュレーター

■ハード:Axe-FXやKemper
■ソフト(プラグイン):Guitar Rig・ Amplitube

等々たくさんありますが、価格に関して言えば、4~5万円以上する競合製品に比べ超絶安い
また、頻繁にセールやってるので、最上位版のEliteでもセール時には15,000円くらいで買えます。

音はどうなの?

メチャメチャいいです。しっかり「アンプの音」がする。
アンプシミュレーターって、綺麗に補正された感じもありますが、BIAS AMPについては、生のエグみのある音っていうのが一番妥当だと思います。

 

私が使った所感

製品詳細の部分は各所で腐るほどレビューがあるので割愛します。

Standard・Professional・Eliteの3種類。どれ買ったらいい?

結論:Professional以上。Eliteあれば尚良。

 

機能と価格は Standard<Professional<Elite

特にProfessional以上に含まれている
■Amp Match機能
■Amp Matchプリセット(100種類)
これだけでも十分です。

 

巷ではEliteにしか入ってないCelestionスピーカー推しの記事がいくつも見ますが、次の項目で説明しますが、フィットしない人はいると思います。しかし、セールとかだと価格差は数千円とかなので、音作りの選択肢が増えるという意味でElite買っちゃっていいでしょう。
★ハードタイプのBIAS AMPには標準でProfessionalがついてきます。

Celestionスピーカーってどうなの?

最上位のEliteにのみ搭載されているIRローダー(キャビネットシミュレーター)のCelestionスピーカー。これのためにElite使うか迷われる方も少なくないはず。

結論からいうと、十分使えます。
個人的に、最初は中高域のクセに戸惑いましたが、アンプとの相性・マイクの設定次第でオケに埋もれない音が出るようになりました。今ではメインで使用しています。

とは言え、Standard・Professionalにも入ってるキャビも抜群に優秀です。日頃使ってる一番馴染みがある生のアンプっぽい音」なので取っ掛かりがいいでしょう。

それよりマイキングの方が重要

どのキャビの選択するにしても、マイクの設定の方がかなり大事かなと感じます。ちょっと変えただけでも激変します。マイクは4種類あり、2本設定できるので、時間かけて作りこんだ方がいいでしょう。

Tone Cloudで音を探すのが楽しい

作った音はToneCloudへ保存され、同じアカウントなら違うDAWでもすぐアクセスできます。(私はProToolsとLogicを使用してますが、どちらのDAWからでもすぐアクセスできるので超便利)

また世界中のユーザーが作った音にアクセスできるのも魅力。Marshallのハイゲインアンプ使いたいなって思ったら「JCM800」とかで検索すればたくさん出てきます。

気に入ったらダウンロードしてすぐ使えるようにしちゃいましょう。
プレビュー機能もあるので、リアルタイムで弾いた音や生音で録ったトラックを再生しながら、気になるアンプを探していきます。そこからカスタムして自分のものにするのも可能です。

実はアンプのカスタム機能はあんまり使わない

BIAS AMPには通常考えられないようなセッティングが部品単位でカスタムし、自分だけのオリジナルアンプが作れます。真空管をコロコロ入れ替えるなんて普通できませんからね。

ですが…
実際使って感じたのですが、持ち味のカスタマイズ機能はあんまり使ってないです。超マニアックすぎて…。

そもそもBIAS AMP製品自体のプリセットの音が非常に優秀で、生のアンプのエグみのあるサウンドが出せます。どうせミックスした時にロー削ったりと音が変わるし…。
私が一番重要だと感じたのは、先に説明したキャビネット(スピーカー)のマイキングです。

 

ベースアンプも超優秀

これには驚きました。
ベースのプリセットもかなりあります。プリアンプいらずでオーディオインターフェイスに直刺しでOK。
んで音が太い!
かなりの存在感を発揮してくれます。

 

総評

  • DTMでアンプシミュレーター購入検討してる人
  • 実機でなくプラグインで十分な人
  • 3万以上の高価な買い物できない人

買いです。

 

DTMやるにあたって「もうギター・ベースの音はこれで十分だな」と物欲が無くなってしまうほど超優秀なアンプシミュレーター。安価なのにこの高いクオリティは見事。

これおかげで他のプラグインへ目移りしなくなりました。物欲が少しでも減ったのは散財しなくていいので、とてもいい事です。

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